せどり実践記&結果 ~5月~
2017/03/20
5月のせどり実践記と結果です!
せどり実践記5月
5月に入ってからも積極的に店舗仕入れを行っていました!
このころはまだまだ新品が売っている家電量販店や、大型スーパーなどによく行っていました。
よく仕入れていたのは4月頃から本格的に集め始めた記録メディアディスク。
要は録画用とか記録用のブルーレイディスクだったり、DVD-R、CD-Rですね。
なぜこれを集めていたかというと、TDK、Victor、スタートラボ(太陽誘電)という大手の企業の記録メディア生産からの撤退が決まったんですね。
もちろん記録メディア自体は他にもPanasonicとかSONYとかいろいろと生産しているところはあるのでなくなるわけではありません。
でもこういった消耗品って必ず固定のファンがいます。
今までTDKを使っていたから、これからもTDKを使いたい!
っていう人が必ずいるわけです。
なので、市場からどんどん在庫はなくなっていくのに需要はなかなか減らないっていうことなんです。
供給が減っていくのに対して、需要があまり減らないということはどうなるか。
必ず市場価格が上がります。
こういった理由でせどりでは廃盤商品がおいしいです。
ということで、4月に引き続き記録メディアディスクをしばらく寝かせる(売らずに値段が上がるまで置いておく)つもりでどんどん仕入れしていきました。
同じ商品を集める場合、値引き交渉で武器になるのが他店のレシートです。
記録メディアはジョーシンでよく仕入れしていたのですが、ある店舗が最後の1つを売り切り価格で販売していたんですね。
僕はそれをさらに交渉して数百円安くしてもらい、4500円で購入しました。
そのレシートをもって他店へ行くわけです。
そしたらジョーシンの他店で同じ商品が40個近く置いてあるお店がありました。
ただ表示価格は6000円以上になっていました。
このまま仕入れても赤字なので誰も仕入れません。
ただ、僕は他店で安くなったので安くなる可能性があることを知っています。
そこでレシートという強力な武器を見せて交渉するわけです。
”あの、~店では4500円で買ったんですが同じ値段で買うことはできませんか?”
という感じですね。
そしたらオッケーが出て、売り場にあった在庫全部の38個を4500円で買うことができました!
表示価格ははっきり覚えていませんが、6000円以上はしたと思うので1個あたり1500円の値引きです。
全部で60000円近く値引きできたことになります。
表示価格のままなら1個当たり見込み利益マイナス500円の商品が、値引き交渉で1個当たり見込み利益プラス1000円になりました。
しかもそれが38個。
さらに見込み利益プラス1000円は購入時の相場です。
この商品は先に説明した廃盤記録メディアなので実際はもっと利益は大きくなります。
(この記事を書いている段階ですでに相場が1500円ほど上がっています)
こういうことができるとライバルに差をつけられます。
他の人が仕入れられない商品(仕入れられないと思ってスルーする商品)を仕入れることができれば、せどりでより稼ぐことができますね。
もちろん、これはかなりうまくいった例です!
レシートを見せても、”うちではそんなことやってないです”とか普通に断られることのほうが多いくらいです。
大事なのは、
”どうせ断られるから言わない”
ではなく、
”もしかしたら成功するかもしれないからダメもとで言ってみる”
ということですね。
これを実践できているかどうかでトータルの利益は大きく変わってきます。
まぁこのあたりの値引き交渉術については、僕はなかなか得意なほうだと思うのでまた別記事でもまとめて書きたいと思います!
こんな感じで、5月はレシートを武器にしつつ廃盤の記録メディアを集めるということをよくやっていました。
あとは、4月から少しづつ取り組み始めた中古仕入れにも力を入れ始めました。
ハードオフとかセカンドストリートなどのリサイクルショップにも積極的に行くようになりました。
新品メインで仕入れしている状況から中古をやり始めると、最初は結構勝手が違ってよくわかりません。
そもそも中古は売れるのか?という疑問があるし、どれくらいの状態だったらどれくらいの価格で売れるのか?とか、付属品が欠品していても売れるものなのか?とか最初は全くわかりませんでした。
新品だったらJANコードというバーコードをスキャンするだけで簡単に仕入れ判断できますが、中古の場合そもそも箱がないことが多いので、JANコードではなく型番を手打ちで入力して検索します。
この目の前にある商品は、検索で出たこの商品で合っているのかよくわからないというようなこともあります。
そんな感じで中古は最初はいろいろと大変ですが、やっていくとだんだん慣れていきました。
こんな感じで、5月は廃盤の記録メディアを集めつつ、他の新品もやって、さらに中古にも力を入れていきました!
店舗で仕入れた中古の商品をヤフオクやメルカリで仕入れるということもありました。
少しずつですが、だんだんと仕入れスキルが上がっていきました。
(写真は5月に実際に仕入れたときのもの)
5月の結果
仕入れられる量も多くなってきて売り上げも順調に上がってきました。
5月の結果
月商:約174万円
粗利益:約43万円
利益率:約24%
でした。
利益率も4月より少し上がり、売り上げも伸びたので利益は過去最大になりました。
実際はここから送料やAmazonの保管手数料などがかかるので、純利益としてはもう少し下がります。
それでも純利益として確実に35万以上は残るので、このときせどりを始めて4ヵ月くらいですがようやくある程度は稼げるようになってきたかなと実感できました。
で、毎回問題の実際のお金の増減、キャッシュフローなんですが・・・
5月に使ったお金(仕入れ費用、その他必要経費)
221万1607円
5月に入金されたお金
129万6039円
キャッシュフロー
-91万5568円
でした!
これでキャッシュフローでいうとせどりを始めてから約340万のマイナスです!
売れたものの利益ならこの時点ですでに100万円以上利益があるんですけどね・・・。
改めて見るとかなりマイナスになっていますね・・・。
5月に仕入れたものの見込み利益は65万2450円でした!
5月に集めていた記録メディアは寝かせ前提で集めていたので、この時点では全く売っていませんでした。
4500円で38個買えた商品も売らなければ17万円以上のマイナスですからね。
僕の場合はかなり偏った戦略だと思います。
商品を寝かせることにより、値段が上がり利益の最大化を狙っていますが、寝かせるのにもリスクは当然あります。
まず資金が回らなくなることもあるし、値段が逆に下がるかもしれないし、需要がなくなって売れなくなるかもしれない。
また、在庫を保管しておくスペースも必要だし、万が一地震などで在庫が破損してしまった場合はすべてパーになってしまいます。
なので在庫を寝かせるという戦略は利益最大化を狙える一方で、リスクもあるということです。
たとえば、1個4500円の商品を38個買えば仕入れ資金は17万1000円。
1個6000円で売れる場合、28.5個売れば仕入れ資金は回収できることになります。
(6000円×28.5=171000円)
なので先に29個は売ってしまい、仕入れ資金を回収してから残り9個を高く売るという方法もあります。
残り9個を値段が上がるまで待って、1個8000円で売るとしたら8000円×9個で72000円ですね。
6000円×29個で174000円なので、仕入れで使った171000円を引くと、75000円が利益として残ります。
では38個すべて8000円で売った場合はどうか。
8000円×38個=304000円
ここから仕入れ資金の171000円を引くと、133000円ですね。
133000円と75000円では、利益が58000円も違います。
僕の場合は多少のリスクを犯してでも、この58000円の上乗せを狙っているわけです。
もちろんこの例は手数料を考えていないし、実際は在庫数や売れ行き、資金状況などいろんな要素が絡んでくるのでこんなに単純なことではないんですけどね!
在庫の寝かせについてでした!
積極的に寝かせをしていることで、5月は最初にせどり用に準備した資金だけでは厳しくなってきたので、資金を追加で投入しました。
せどりの前はもともとパチンコで稼いでいたんですが、最初はせどりと並行してパチンコも続けようかなと考えていたのでパチンコ屋さんに貯玉を残しておいたんですね。
その貯玉が5~6店舗に合計100万円分くらいあったのですが、このときすでにパチンコ屋には半年近く行っていない状況で、今後も当分行くことはないと判断してその貯玉を全部換金して100万円すべてせどりの仕入れ資金に回すことにしました。
物販はやはり資金力勝負ですからね。
今後パチンコよりせどりのほうが大きく稼げると判断してのことでした。
というわけで、長くなりましたが5月のせどり実践記&結果でした!
最後まで読んでいただきありがとうございました!